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山王山石仏
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 堂が迫石仏の向かいの山が山王山である。遊歩道は堂が迫石仏からカーブして山王山の山裾を通る。この山裾に通称「隠れ地蔵」と呼ばれる山王山石仏がある。地蔵ではなく一光三尊形式の三体如来像である。

 中尊は像高約270pで、釈迦如来と伝えられている。(印相は施無畏与願印と思われるので釈迦如来であろう。)丸顔で額は狭く、頸が短く、目鼻口が小さい童顔で、ホキの阿弥陀三尊や堂が迫の第2龕の如来座像の厳しい顔とは対照的である。

 脇侍は向かって右が薬師、左が阿弥陀と称されているが、中尊と同じような印相で区別はつけがたい。薬師像は破損が激しかったが修復された。脇侍の2尊もおだやかな親しみのもてる顔である。

 この三尊はホキの阿弥陀三尊のような鑿跡の冴えはなく、かなり形式化されたところが見られるので12世紀末頃の制作と考えられる。

 

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配置
薬師如来座像 
釈迦如来座像
阿弥陀如来座像

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ホキ石仏 古園石仏
堂が迫石仏 門前磨崖仏

 


 

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