Photo Gallery「石仏と野鳥」新版  2023年1月 
 

 
12月 2月



令和5年1月31日撮影  地元の山の池にて
トモエガモ・オシドリ
 トモエガモとオシドリを撮ろうと2日前に撮影した地元の山の池に行ったのですが、水面に見られるのはキンクロハジロだけでオシドリは岸で休んでいました。トモエガモは見られません。そこでこの頃よくオシドリが見られるもう1カ所の山の池に行きました。
オシドリが対岸近くにいて、列を組んで池の真ん中に移動していました。
オシドリの列を追っていくと、池の真ん中には数羽のオシドリと雄・雌1羽のトモエガモがいました。
オシドリとトモエガモは池の真ん中をしばらく行き来していました。
 突然、オシドリとトモエガモが次々と水面を飛び立ち、隊を組んで池の上空を2回旋回してと飛び去りました。慌ててシャッターを押したのですが、カメラの設定を変える暇もなかったのでピンボケ写真しか撮れませんでした。上の1羽はオシドリ♀、下の列は左からトモエガモ♂、トモエガモ♀、オシドリ♂です。



令和5年1月31日撮影  隣町の山と地元の山の上の公園にて
ミヤマホオジロ・ジョウビタキ・ルリビタキ♀
 トモエガモを撮影した後、26日に隣町の山にミヤマホオジロを撮影に行きました。数羽のミヤマホオジロを見たのですが、撮影できたのは遠くの枝にとまった枝かぶりの1羽だけでした。
最後に、山の上の公園に行きました。この頃ここでよく見ているルリビタキ♀がいたのですが、遠くてまともな写真になりませんでした。
ジョウビタキもいました。



令和5年1月29日撮影  地元の山の上の池にて
オシドリとトモエガモ
 毎年オシドリを撮影している池にトモエガモが入っていました。オシドリと混ざって活動しています。トモエガモははっきり雄とわかる個体は1羽もしくは2羽で後は嘴の付け根付近に白斑がある雌タイプです。池の奥の遠い暗い場所にいて粗い写真になりました。



令和5年1月29日撮影  地元の山の中のため池と山の上の公園にて
オシドリ・ルリビタキ♀
 久しぶりに山の中のため池へ行きました。池についた時は1羽もカモ類がいなかったのですが、しばらくすると十数羽のオシドリが飛んできて池の奥に着水しました。池の奥の岸には朝降った雪が残っていました。
山の上の公園のルリビタキ♀です。ここではまだルリビタキの雄は見ていません。


令和5年1月26日撮影  近くの山にて
クロジ
 近くの山のクロジです。この日は次から次へとクロジが姿を見せました。そのため、何羽いるか確認できませんでした。雌は見られませんでした。
全体に灰黒色で背、肩羽、雨覆には黒色の縱紋がある成鳥のクロジ♂です。
このクロジも背、肩羽、雨覆には黒色の縱紋がある成鳥のクロジ♂です。
成鳥のクロジ♂と同じく背、肩羽などに黒い縱紋があるが、風切に褐色の羽が混ざったクロジ♂です。
冬羽のクロジ♂です。全体には黒灰色ですが、背、肩羽、雨覆には褐色の縱紋があり風切は褐色です。3羽ほど見られました。
全体に淡色のクロジ♂です。
この個体も淡色のクロジ♂ですが、嘴の付け根に瘤があります。この個体と思われるクロジ♂は12月のはじめに撮影した時は瘤はありませんでした。12月中頃に撮影した時には瘤ができていて、この日は瘤が大きくなっていました。(マダニが原因か?)



令和5年1月26日撮影  隣町の山にて
ミヤマホオジロ
 この山で8年前からよくミヤマホオジロ撮影していて、10羽近いミヤマホオジロがいたこともありました。しかし、昨シーズンはミヤマホオジロは見ることができませんでした。ここ数年はミヤマホオジロを見ても1羽のことが多かったので、あまり期待していなかったのですが、この日ミヤマホオジロを撮ることができました



令和5年1月24日撮影  近くのため池にて
ミコアイサ・カンムリカイツブリ
 カンムリカイツブリやミコアイサをいつも撮影している大きなため池の近くの3カ所のため池に毎年ミコアイサが入ります。しかし今年はこれらの池は去年の秋に水が抜かれ、しばらく前まで水嵩が少なく、潜水ガモ類は見られずハシビロガモやコガモしかいませんでした。最近、水嵩が増え、この日ようやく2カ所の池で潜水ガモであるミコアイサを撮影できました。
最初に行った池には雄1羽・雌タイプ2羽のミコアイサがいたのですが、撮ろうとした時、雄は飛び去ってしまい、撮影できたのは雌タイプだけです。
もう1カ所の池には4羽のミコアイサ♂がいました。1羽だけ離れて行動していて4羽をまとめて撮影できませんでした。
 大きなため池で撮影したカンムリカイツブリです。この日は岸近くまで来てくれたのは夏羽の名残の首回りの飾り羽が残る1羽だけでした。



令和5年1月22日撮影  隣町の山にて
ルリビタキ
 最近いつもルリビタキを撮影しているポイントで撮ったルリビタキです。ハゼノキが数本あり、数羽のルリビタキが入れ替わり立ち代わりやって来ます。雄雌とも2羽がハゼノキにとまっているのは確認したのですが、入れ替わるため何羽いるのかわかりません。
もう1羽いたルリビタキ♂です。
雌タイプのルリビタキです。
 隣町の山のハゼノキのルリビタキです。最近いつもルリビタキを撮影しているポイントから300mほど離れたハゼノキで撮影したルリビタキです。
雌タイプのルリビタキです。雄の幼鳥かもしれません。



令和5年1月21日撮影  地元の山の池にて
オシドリ・キンクロハジロ・イカル・ヤマガラ
 山の上には2つの池があります。最初に今までほとんどオシドリが見られなかった池に行きました。この冬になってオシドリをよく見かけるようになりました。この日は対岸の茂った木の下に15羽ほどのオシドリがいました。
 山の上のもう1つの池は毎年、秋の終わりから春先にかけて多くのオシドリが滞在していて楽しませてくれます。池の真ん中にかかった橋から活発に動くオシドリを撮影できます。
キンクロハジロと一緒に岸から岸へと向かうオシドリです。
ハイキングコースとなっている登山道を上って山の池に行きました。
ハイキングコースとなっている登山道を歩いて山の池に行ったのですが、そのハイキングコースで見つけたイカルです。
ハイキングコースのヤマガラです。



令和5年1月20日撮影  少し遠くの大きい公園にて
イソヒヨドリ・ミコアイサ
イソヒヨドリです。よくこの公園で見かけます。
ジョウビタキ♂です。久しぶりにジョウビタキ♂を撮影しました。
公園の隣のため池にミコアイサがいました。



令和5年1月19日撮影  近くの大きい公園にて
シメ・ジョウビタキ・マガモ・カルガモ
11日にイカルとシメを撮影した場所に行ったのですが、何もいませんでした。シメは別の場所で木にとまっているのを見つけました。
ジョウビタキ♂です。久しぶりにジョウビタキ♂を撮影しました。
椿の木にジョウビタキ♀がとまっていましたが、椿の花とともに撮ることができませんでした。
椿の木の前の木にとまったので、何とか椿の花を背景の写真を撮ることができました。
 公園の2つの池の上を6羽から10羽ほどマガモとカルガモが隊を組んで次々と池から飛び立ち、旋回しては池に着水していました。マガモです。
カルガモです。



令和5年1月18日撮影  隣町の山にて
ルリビタキ
隣町の山のハゼノキのルリビタキです。今にも雨が降りそうな天気での撮影でした。
雌も姿を見せました。



令和5年1月17日撮影  近く山にて
クロジ・ルリビタキ♂若鳥
近くの山のクロジと雄の若鳥と思われるルリビタキの雌タイプです。



令和5年1月15日撮影  近くの大きなため池にて
カンムリカイツブリ・ミコアイサ
 ミコアイサを目的でこの池を訪れたのですが、最初は見られませんでした。カンムリカイツブリは依然として滞在していて、この日は3羽が近くまで来てくれました。久しぶりに黄色い虹彩のカンムリカイツブリを撮影できました。
 カンムリカイツブリを撮影し終えて帰ろうとした時、突然6羽ほどのカモらしき鳥が池の真ん中に着水しました。望遠レンズで覗いて見るとミコアイサのようです。撮影してみるとすべて雌タイプで1羽は第1回夏羽に移行中の雄(エクリブス)です。遠くてまともな写真になりませんでした。



令和5年1月13日撮影  隣町の山にて
アオジ・ルリビタキ
隣町の山のハゼノキとその近くの藪のアオジとルリビタキです。
ハゼノキ近くの藪のアオジです。
ハゼノキと道路を挟んだ笹藪にルリビタキ♀がいました。
ルリビタキ♀は向かいのハゼノキに飛び移りました。
 ルリビタキ♀を撮影した場所から200mほど離れたハゼノキのルリビタキです。11日にこのハゼノキで撮影したルリビタキは雌でしたが、この日は雄でした。まだ茶色の羽が残っています。



令和5年1月11日撮影  隣町の山にて
ルリビタキ
ようやく隣町の山の数カ所のハゼノキで、例年のようにルリビタキを見られるようになりました。雌だけでなく雄もいました。
雌も姿を見せました。
ルリビタキ♂を撮影した場所から200mほど離れたハゼノキのルリビタキ♀です。



令和5年1月11日撮影  近くの大きい公園にて
イカル・シメ・トラツグミ・メジロ
 去年の11月以来、久しぶりの近くの大きな公園です。イカルとシメがたくさん来ていると聞いてこの公園に来ました。先客に聞くと少し前、イカルの群れが来ていたそうですが、シメしかはじめはいませんでした。30ほど待つと8羽ほどのイカルが飛んできました。
シメの群れに混じって、落ちた木の実を食べていました。
イカルは8羽ほどだったのですが、シメは10羽以上いて、木にとまったり下に降りて木の実などを食べていました。
トラツグミが飛んできて目の前の木の枝にとまりました。
メジロが樹液を食べに来ていました。



令和5年1月10日撮影  近くの広い公園にて
ルリビタキ
このルリビタキを撮影するのは3回目です。いつも同じ場所です。



令和5年1月9日  近く山にて
クロジ・ルリビタキ♂若鳥
 12月22日以来の近くの山のクロジです。きれいな黒灰色の成鳥雄・灰黒色の中に褐色の羽が混ざったクロジ♂・全体に淡色なクロジ♂などバラエティーに富んだクロジが見られました。淡色なクロジがーは2羽いましたが、1羽は嘴の付け根に瘤のようなものができています。瘤は22日より大きくなったような気がします。今日も雌のクロジは見られませんでした。
 ルリビタキ♀として12月に数回、アップしたルリビタキの雌タイプです。しかし、どうやらルリビタキ雄の若鳥のようです。小雨覆や中雨覆が青くなり初めていて、目の周辺や肩羽や初列風切なども青みが見られるのでルリビタキ♂若鳥と判断しました。



令和5年1月8日  近くの大きなため池にて
ミコアイサ
この日はミコアイサは雄3羽、雌タイプ5羽ほどいたのですが、池の真ん中や対岸近くにいて遠くて、粗い写真になりました。
ミコアイサの雌タイプです。大きな池に隣接する小さなため池にいました。
 
カンムリカイツブリ
ミコアイサとともに撮影したカンムリカイツブリです。数羽いたのですが、近づいてくれたのは2羽だけでした。



令和5年1月6日  近くの広い公園にて
柿にトラツグミ・ルリビタキ
3日間連続の公園の柿の木での撮影です。今日ようやく柿の木にとまったトラツグミを撮影できました。
 柿の木の前に到着した時はトラツグミは柿の下の草原にいました。数人がカメラを向けると柿の木の下から徐々に離れて行き、林の中に入ってしまいました。
しばらくするとトラツグミは飛んできて柿の木にとまったのですが、シロハラに追いやられてすぐに下に降りてしまいました。
シロハラがいなくなると再び柿の木にとまりました。(ノートリミングです)
柿の実を食べ始めました。
シロハラとバトルに負けて再び追いやられてしまいました。
シロハラがいなくなるとトラツグミは柿の木に三度戻ってきました。
再び柿の実を食べ始めました。
 柿の木の近くにルリビタキ♀がいました。前日撮ったルリビタキと同じルリビタキと思われます。このルリビタキは「ルリビタキ♂若鳥かもしれない」として前日にアップしたのですがどうやら雌の成鳥のようです。
ルリビタキ♂です。12月にルリビタキ♂を撮影した同じ場所での撮影で、同じルリビタキと思われます。



令和5年1月5日  近くの広い公園にて
柿にメジロ・ルリビタキ
 昨日に引き続いて鈴なりに果実のなった柿の木に来る野鳥を撮影に来ました。ねらいはトラツグミです。到着した1間前に姿を見せたそうですが、数時間待ってもあらわれずトラツグミは撮影できませんでした。結局、撮ったのメジロでした。
アクロバティックな体勢で柿の実を食べていました。
雌タイプのルリビタキです。雄の若鳥のように思えます。



令和5年1月4日  近くの広い公園にて
柿にエナガとメジロとシロハラ
 実が鈴なりになった柿の木に多くのエナガとメジロが柿の実を食べに来ています。毎年、エナガやメジロが柿の実を食べにやって来るのですが、今年はエナガの数が多く、迫力があります。
シロハラも柿の実を食べに来ています。



令和5年1月3日  隣町の山にて
ルリビタキ♀
 毎年、冬になると葉が落ちて実のなったハゼノキにルリビタキが姿を見せます。しかし、この冬はいつもルリビタキを撮影する数カ所のハゼノキではルリビタキを見ていません。今日ようやくハゼノキにとまるルリビタキを撮りました。しかし期待した雄ではなく雌でした。この冬はルリビタキ♂をあまり見ていません。



   
令和5年1月3日  国東の磨崖仏(1)
国東・豊前の磨崖仏
 
   
   
 鬼が一晩で造ったという、大小不揃いの石が積まれた急な階段を、息を切らして登ぼり切り、そそり立つ崖に、熊野磨崖仏を見た時の感動は今も忘れられない。有終の彼方を見つめるような厳しい凄みを感じさせる目つきの大日如来がまるで岩そのもののであるかのように、迫ってくるのである。ここでは、岩は仏をあらわすための素材ではない。岩そのもののが仏であり、岩に対する信仰がそのまま仏に対する信仰なのである。

 奈良の寺院の天平彫刻や鎌倉彫刻をを見慣れていた私は、「臼杵磨崖仏や大谷寺磨崖仏などか石仏の傑作である。」と思っていた。そして、日本の石仏は、木彫仏や銅像、塑像、乾漆像に比べれば造形美としては一段劣ったものであると認識していた。しかし、この熊野磨崖仏を見たとき、私のそのような認識はどこかに吹き飛んでしまった。

 天平彫刻や飛鳥彫刻のフォルムの素晴らしさと深い精神性は比類ないものであろう。しかし、熊野磨崖仏に代表される、岩(石)の持つ美しさ・厳しさと人々の信仰心が結びついた、磨崖仏・石仏の造形美も、見直す必要があるのではないだろうか。

 私が石仏(特に磨崖仏)に興味を持ち、全国の石仏まわり、写真を撮るようになったのは、45年ほど前に、この熊野磨崖仏を見て以降である。その意味で、この「国東半島と豊前の磨崖仏」のページは私の石仏遍歴の原点である。



   
国東半島の石仏Ⅰ
 
 
 国東半島を中心とした大分県北部の磨崖仏は、大分県中部(大分・大野川流域)や大分県南部(臼杵地区)とは、異なった作風で、また、違った魅力がある。大分県中・南部の磨崖仏は、臼杵石仏や元町石仏・菅尾石仏に代表されるように、丸彫りに近い厚肉彫りの磨崖仏が多い。そして、それらは石窟形式か、覆屋を差し掛けて、風雨を防ぐ意図のもとに作られている。

 それに対して、熊野磨崖仏や楢本磨崖仏に代表される北部の磨崖仏は薄肉彫りや、半肉彫りの磨崖仏が多い。そして、それらは天然の岩肌に露出している。自然を生かし、自然と一体となった美しさ、それが、県北部の磨崖仏の魅力である。
 磨崖仏の作者については、県中部の「日羅」や県南部の「蓮城法師」などと同じく、伝説的な作者として「仁聞(にんもん)菩薩」があげられる。六郷満山といわれる国東の寺々も仁聞菩薩を開祖としている。六郷満山の諸寺院の縁起によると、仁聞菩薩は六郷満山の諸寺院を養老2年(718)に開いたことになっている。 仁聞菩薩を実在の人物とする説もあるが、現在は実在の人物ではなく、宇佐八幡神(比売大神)そのものを人格化したものであるという説が有力である。

 宇佐八幡信仰の研究家中野幡能氏は、「仁聞」はもとは「人聞」であるとして、『「人聞」は、八幡の祭神の応神天皇の八幡菩薩に対して、その前身に対する法名で、これを神母菩薩として、平安時代に起こったもので、ヒメ神も、さらにヒメ神を祭祀する巫僧、豊国法師に流れをひく巫僧、つまりこの法統を次ぐ人々を含めて、<にんもん>と称するようになったもので、その初めは、神母と称する母子神信仰に由来する』 (「古代国東文化の謎」)と主張されている。

 ここでは「国東半島の石仏Ⅰ」として「熊野磨崖仏」や「元宮磨崖仏」など平成の大合併で吸収合併された旧真玉町と旧香々地町を除く豊後高田市の磨崖仏を紹介する。


伝仁聞菩薩
(六所神社磨崖仏)




国東の磨崖仏(1) 熊野磨崖仏
大分県豊後高田市平野 「平安時代後期」
 
大日如来
 熊野磨崖仏大日如来像はわが国の第一級の巨像で、顔は大きく、鮮明な半肉彫りである。腹部以下は刻み出されていない。(崩れてなくなったという説もある。)大日如来は通常の大日如来に見られない螺髪である。有終の彼方を見つめるような厳しい目つきで、凄みを感じさせる磨崖仏である。岩と一体となった表現は臼杵磨崖仏とはまた、違った意味で日本を代表する磨崖仏といえる。
 大日如来の頭上に、両界種子曼陀羅が刻まれていて、この曼陀羅と不動明王で、熊野山・金峯寺・大峰山を表し、熊野三山信仰を具体的に彫像で表現したものである。
 大日如来像は像高約約7mで像高8mの不動明王像とともに熊野磨崖仏として国の史跡及び重要文化財に指定されている。
 
不動明王
 大小不揃いの石が積まれた急な階段を登り切った所でまず目に入るのがこの不動明王像である。高さ8m、厚肉彫りの磨崖仏としては我が国最大のもので、思わず息をのむほど大きい。円く頭髪を結び、編んだ髪を左肩に垂らし、両頬がふくれ、球形に目が飛び出した顔で、右手に剣を構えた姿はおおらかで悠然たる姿の磨崖仏である。



12月 2月