Photo Gallery「石仏と野鳥」新版  2023年2月 
 

 
1月 3月



令和5年2月28日撮影 少し遠くの山の公園にて
ジョウビタキ
2月28日に少し遠くの山の公園で撮影したジョウビタキです。



令和5年2月26日撮影 近くの山にて
ルリビタキ
26日に近くの山で撮影したルリビタキです。



令和5年2月25日撮影 近くの山にて
ルリビタキ
この日はミヤマホオジロは姿を見せませんでした。代わりにあらわれたのはルリビタキです。近くまで来て楽しませてくれました。



   
令和5年2月27日 播磨の石棺仏(1) 山伏峠の石棺仏
播磨の石棺仏
 
   
   
 加西市から加古川市・高砂市・姫路市にかけて、古墳の石棺を石材として石仏を彫った、いわゆる「石棺仏」が多数ある。種子を彫ったものも含めれば百基前後になる石棺材を利用した石仏は奈良県の天理市柳本付近をはじめ大阪・滋賀など近畿地方に十数基みられるが、これほど集中した地域はなく、「石棺仏」は、播磨地方(特に市川と加古川にはさまれたの東播磨)の石仏の地方的特色となっている。

 特に、多数あるのは加古川市と加西市である。「日本の石仏(山陰・山陽篇)」(図書刊行会)によると、加古川市に35基、加西市に28基あるという。その内、加西市の石棺仏は鎌倉後期から南北朝時代にかけてのものが多く。阿弥陀如来座像が中心である。加古川市の石棺仏は室町時代のものが多く、阿弥陀とともに地蔵石仏も見られ。像自体は小ぶりで、「八つ仏」(加古川市平荘一本松)と呼ばれる石棺仏のように多尊石仏が半数以上ある。

 大和の石棺仏はほとんどが石材いっぱいに仏像が厚肉彫りで彫られ、前知識がなければ石棺仏とはわからない。それに対して、これらの石棺仏は上の写真でもわかるように、ほとんどが、家型石棺や長持ち型石棺の蓋の形をそのまま残して彫られていて、一見して石棺材だとわかる。山伏峠の石棺仏のように、縄掛け突起をそのまま残したものまである。そこに、播磨の石棺仏の魅力がある。

 この時代の石仏は、自己や知人・親族の冥福を祈り、現世の利益を得るためにつくられたものであるが、石棺仏は、それだけでなく、おそらく、新田開発等で古墳が崩されたり、洪水などで出てきた石棺を供養し、古代の死者の霊を鎮める意味もあったのではないだろうか。

 石棺という古墳時代の石の世界を生かした、これらの石仏は、普通の石仏とはまた違った不思議な美しさに充ちている。どうぞ、「石棺仏の造形美」をお楽しみください。



   
加西市の石棺仏
 
播磨の石棺仏(1) 山伏峠の石棺仏
兵庫県加西市玉野町436 山伏峠
 
地蔵半跏・六地蔵石棺仏
応暦元年(1338) 南北朝初期
 バス停「玉野西口」より赤松林の中を行くゆるやかな山道がある。600m程歩けば抜けてしまう山道であるが、その道の真ん中が山伏峠である。その峠に3基の石棺仏がひっそりとたたずむ風景は印象的である。

 左奥にある石棺仏は、高さ177cm、幅90cmの大型で、石棺の蓋石に7体の地蔵を薄肉彫りする。左足を垂らした半跏の像高55cmの地蔵を中央に、左右に小型の地蔵6体を配する。応暦元年(1338)の刻銘がある。播磨の石棺仏では唯一、長持ち式石棺を使った石棺仏で、縄掛け突起がそのまま残していて、それがこの石棺仏の魅力になっている。
 
阿弥陀座石棺仏
建武4年(1337) 南北朝初期
 道に近い右端の石棺仏は、縄掛け突起付きの家型石棺蓋石の内側に線刻の舟形光背を負った阿弥陀座像を薄肉彫りする。蓮座の下に「建武四年 四月十日」などの銘文がある。地上高213㎝で、播磨石棺の石棺仏で一番の大きさで、写真ではなかなか表せないが、迫力がある。
 
薬師石棺仏
南北朝~室町時代
 地蔵半跏・六地蔵石棺仏の右隣にある薬師石仏である。高さ1mほどの石棺材と思われる板石を舟形にして、二重円の彫りくぼみをつくり、蓮台に座す、法界定印で掌の上に薬壷を乗せている薬師如来を半肉彫りする。左右に脇侍として地蔵立像を彫られている。他の2体の石棺仏から少し時代か下った南北朝~室町時代の作と思われる。
アクセス
JR加古川線、神戸電鉄粟生線「粟生」駅で、北条鉄道乗り換え、終点「北条町」下車。「アスティアかさい」よりバス、「玉丘町」下車、徒歩で東へ700mで「玉野西口」バス停。「玉野西口」バス停より南へ徒歩350m。または「アスティアかさい」よりKASAIねっぴ~号(コミュニティバス)国生線で「玉野西口」(1日2本、他に4月から9月に神姫バス4本あり)。
自動車中国自動車道加西ICより、県道716号線を南へ1.3km。「玉野」交差点を右折し300m。ため池とフットサル場の間の道を160m。南へ徒歩190m。



令和5年2月23日撮影 近くの山にて
ミヤマホオジロ
 この山で数羽のミヤマホオジロをよく見かけるのですが、いつも群れて枝の多い木々を飛び移りながら移動していて、まともに撮影できません。今日ようやく下に降りてきたミヤマホオジロをじっくりと撮影できました。
雌のミヤマホオジロです。



令和5年2月22日撮影 地元の山の上の池にて
オシドリ
 22日に山の上の池で撮影したオシドリです。2つある池の1つで撮影しました。この池では例年、オシドリはあまり見かけないのですが、この冬はいつ行っても姿を見ることができます。



令和5年2月21日 近くの広い公園にて
カワセミ・ルリビタキ
 公園の池にカワセミがいました。この池ではよくカワセミを撮影しています。3人がカメラを向けていたので近づいて見ると池の対岸の石積みの石の上にカワセミの雌がいました。しばらくじっとしていたそうですが、私が行った途端にカワセミは池に飛び込みました。飛び込む場面は撮れませんでしたが、小さなエビ(スジエビ?)を咥えている姿は撮影できました。
 この冬、この公園で何回かルリビタキ♂を撮影しています。この日もルリビタキを撮影できました。今までと同じポイントでの同じ個体のルリビタキの撮影です。この日は近くの枝に何回もとまってくれてじっくり撮影できました。



令和5年2月20日 近くの山にて
クロジ・シロハラ・ルリビタキ♀?
 近くの山のクロジです。全体に黒灰色のクロジ、青みかがった灰色のクロジ、褐色の羽が多く残るクロジ、淡色で腹部に黒い縱紋あるクロジ、アオジに似たクロジ♀などバラエティーに富んだクロジが見られました。
シロハラはクロジを撮影しているとよくあらわれてクロジを追い払います。
ルリビタキ♀はシロハラやクロジがいない時姿を見せます。ルリビタキは雌ではなく雄の若鳥かもしれません。



令和5年2月18日撮影 地元の山や山の上の池にて
シロハラ・オシドリ・カルガモなど
ウソ・ミヤマホオジロなどを撮ろうと地元や近くの山を回ったのですが、撮影できたのはシロハラだけでした。
結局、山の上池によってオシドリを撮影することになりました。
キンクロハジロはいつ来ても池の真ん中で悠然と泳いでいます。
カルガモが激しく羽ばたいて水浴びしていました。雌に対するディスプレイとも思ったのですが、2羽とも雄のようです。



令和5年2月17日撮影  隣町の山にて
ルリビタキ
 ベニマシコを撮ろうと久しぶりに隣町の山へ行ったのですが、ベニマシコは姿を見せませんでした。ルリビタキもハゼノキの実が食べ尽くされたり、散ってしまって一週間前のように次々とハゼノキに姿を見せることはありませんでした。
1つだけで実をつけたハゼノキが残っていて、そこにルリビタキの雌がいました。
ルリビタキ♂はいつもルリビタキが姿を見せるハゼノキから少し離れた林の下にいました。



令和5年2月16日撮影  近くのため池にて
ミコアイサ
 4羽のミコアイサがいました。この日も曇天での撮影のため、3日と同じように写したミコアイサの目にはキャッチライトがなく、目がどこにあるかわからない写真でした。
他のため池で撮ったミコアイサ雌です。



令和5年2月15日撮影 地元の山の上の池にて
オシドリ
山の上にある2つある池の1つの池のオシドリです。11日にオシドリを撮影した同じ池です。



令和5年2月12日撮影 地元の山の上の池にて
ルリビタキ
 前日オシドリを撮影した池にはオシドリは見られなかったのですが、池の岸にルリビタキがいました。今年見たルリビタキでは最も美しい青色のルリビタキでした。



令和5年2月11日撮影 地元の山の公園にて
ウソ(アカウソ)♀
 7年ほど前からこの公園の桜園でアカウソを撮影しています。ただ、昨年は撮影できませんでした。今年こそと期待していると、この日ようやくウソを見ることができました。「フィ フィ フィ」とウソの鳴き声が聞こえてきて、近くの桜の木に3羽のウソがとまり桜の芽を食べはじめました。ピンク色の雄を期待したのですがすべて雌でした。雌なのでわかりませんがおそらくウソではなく例年のように亜種アカウソと思われます。



令和5年2月11日撮影 地元の山の上の池にて
オシドリ
山の上にある2つある池の1つの池のオシドリです。こちらの池の方が近くで撮影できます。



令和5年2月9日撮影 近くの大きな公園にて
シメ・ルリビタキ♀
1月にイカルとシメがたくさんいた場所だったのですが、この日はシメが1羽いただけでした。
毎年ルリビタキを撮影しているポイントへ行ってみるとルリビタキ♀がいました。



令和5年2月8日撮影  隣町の山にて
ベニマシコ・ルリビタキ
 この日もルリビタキとともにベニマシコを撮影できました。ベニマシコは雄雌それぞれ1羽撮影できました。雄は5日に撮影した赤みが少ない雄と思われます。



令和5年2月6日撮影  近くの山にて
クロジ・ルリビタキ♀タイプ・シロハラ
 近くの山のクロジです。全体に灰黒色で背、肩羽、雨覆には黒色の縱紋がある成鳥のクロジ♂。背、肩羽、雨覆には褐色の縱紋があり風切も褐色の灰黒色のクロジ。背などに褐色の縱紋があり風切が褐色であるが全体に淡色のクロジ♂。などバラエティーに富んだクロジが見られます。この日はアオジとよく似た褐色のクロジ♀も姿を見せました。この冬、初めて見たクロジ♀です。
クロジとともに撮影したルリビタキ♀orルリビタキ♂若鳥です。
ここへ来るといつも最初にあらわれるのはシロハラです。



令和5年2月5日撮影  隣町の山にて
ベニマシコ・ルリビタキ♀
 前日に引き続いてベニマシコねらいで隣町の山へ行きました。この日もベニマシコを見ることができました。雄1羽、雌1羽撮影できました。雄は5日に撮影した赤みが少ない雄と思われます。
ベニマシコ♀は近くでは写せませんでした。大きくトリミングした画像です。
この日はハゼノキのルリビタキは雌しか撮影できませんでした。



令和5年2月4日  隣町の山にて
ベニマシコ・ルリビタキ
 ベニマシコを撮ろうとこの冬何回もこの山を訪れているのですが、この冬はまだ見ていません。今日、朝早く行ってみるとベニマシコがいました。雄2羽と雌1羽撮影できました。雄の1羽は赤みが少ない若鳥でした。
 ハゼノキのルリビタキです。山にはたくさんのハゼノキがあり、そのハゼの木にルリビタキやコゲラ・シロハラ・ジョウビタキなどがハゼノキを求めてやって来ます。ほとんど実を食べられたハゼノキには鳥たちは近づかなくなり、鳥たちがとまるハゼの木は2週間前とは違っています。
一番高い場所にあるハゼノキにとまったルリビタキです。見上げるようにして撮っているので空ぬけ画像ですが、背景の空は青空です。
下の方にあるハゼノキにはまだ実が多く残っていて、ルリビタキはハゼノキの実を食べていました。



令和5年2月3日撮影  近くのため池にて
ミコアイサ・ビンズイ
 1月26日にミコアイサを撮影したため池には9羽のミコアイサがいました。曇天での撮影のためか写したミコアイサの目にはキャッチライトがなく、目がどこにあるかわからない写真でした。
 ため池の堤防にタヒバリらしき鳥が数羽いたのでカメラを向けたのですが、近くの林に飛び去りました。林の木の枝に1羽いたので撮影しました。タヒバリと思ったのはビンズイでした。



令和5年2月2日撮影  隣町の山にて
ルリビタキ・アトリ・イカル
ハゼノキのたくさんある隣町の山で撮影したルリビタキです。
ルリビタキ♀です。
ルリビタキ♀と思って撮影したのですが、後で見直すとアトリ♀でした。
イカルもいました。



令和5年2月1日撮影  地元の山の上の公園にて
アトリ・ジョウビタキ♀
 この公園に冬になるとアトリが群れとなってやって来るのですが、この冬はまた見ていませんでした。今日、ようやく桜の木の芽を食べているアトリの群れを見つけました。細かい枝がたくさんあり、群れとしては撮れませんでしたが、何とか撮影できました。
ハゼノキのジョウビタキ♀です



1月 3月