「フォトギャラリー 石仏と野鳥」 2020年12月 

 
11月 1月



                                                                    
令和2年12月28日  地元のハイキングコースと山の池にて
アカゲラ・アカウソ・オシドリ・トモエガモ
 ハイキングコースを登って地元の山の上の池に行きました。ハイキングコースではウソの雄を見つけました。慌ててシヤッターを切ったのですが手前に木の葉があって、証拠写真しか撮れず残念と思っていた時、「ケッ、ケッ、ケッ」とアカゲラの声が聞こえました。聞こえている木の上を見るとアカゲラがいました。細かい枝があって枝かぶりの写真になりました。
 山の池からの帰りのハイキングコースでもアカゲラの鳴き声を聞きました。鳴き声の聞こえた方を見ると、少し遠かったですが、細い木の幹にアカゲラがいました。
 アカゲラは木の幹を少し上がって、全身が写る場所に来てくれました。そこで、頭の位置を少し変えるぐらいで、5分ほどじっとしていました。
アカゲラはその後もハイキングコース沿いの木々を飛び移っていましたが、シャッターを切るチャンスはありませんでした。
アカゲラの「ケッ、ケッ、ケッ」という鳴き声を追いかけていると、「フィ フィ フィ」と別の鳥の声が聞こえました。ウソです。
3羽のウソがいました。2羽は枝かぶりで撮れませんでしたが、1羽は全身を撮れました。
腹部が赤い亜種アカウソです。空抜けであまり良い写真にはなりませんでした。
地元の山の池に架かる橋から見下ろすと、25日と同じくオシドリとトモエガモがいました。
オシドリはトモエガモとともに、橋から離れた岸辺の木の下にいました。
数羽のオシドリが追いかけ合いをしたり、羽ばたきをしていました。
1羽のオシドリが橋のほうに泳いできました。
オシドリは橋の下の岸まで泳いで来ました。そこにはオシドリが何羽かいました。
橋の下の岸近くにいたオシドリは11羽で、岸から離れ、橋の下近くを群れになって泳ぎ出しました。



                            
令和2年12月27日  近くの大きなため池にて
カンムリカイツブリ・カワセミ・ミコアイサ
近くの大きなため池ではカンムリカイツブリが滞在しています。初めはため池の真ん中にいました。
池の周遊道路を回って西側に行くとカンムリカイツブリは岸近くを泳いでいました。
のんびりと羽づくろいもしました。
 この池では毎回、岸辺沿いを滑るように飛んでいるカワセミを見るのですがなかなかとまってくれません。今日ようやくコンクリトーの岸に降りてくれました。
 カンムリカイツブリとともにミコアイサもまだ滞在しています。ミコアイサは数が増えて13羽になっています。ミコアイサは池畔の紅葉が水面に映える池を右へ左へと群れて大きく移動していました。



             
令和2年12月26日  近くの山にて
クロジ♀・ルリビタキ
 ウソ・ミヤマホオジロ・ルリビタキがいないかといつもの山の上の桜園に行ったのですが、結局、鳥影少なくシヤッターを1回も押すことができませんでした。そこでクロジを撮りに近くの山に寄りました。昼近くで、滞在時間は短かったのですが、雌のクロジ2羽が姿を見せてくれました。
クロジ♂は見られませんでしたが、ルリビタキが姿を見せ、あちこち移動して楽しませてくれました。



                                                
令和2年12月25日撮影  地元の山の池にて
オシドリ・トモエガモ
 久しぶりに地元の山の池にオシドリを撮りに行きました。何回か訪れたのですか一ヶ月ほどこの池ではまともにオシドリを撮影していません。今日は久しぶりに多くのオシドリが姿を見せました。オシドリだけでなくトモエガモも入っていました。この池でトモエガモを見たのは3年ぶりです。
「クゥオ クゥオ」とオシドリの声が聞こえました。橋の上から覗いて見ると岸辺の木の下にオシドリが集まっていました。
時々、羽ばたきました。
しばらくすると、オシドリは岸に上がったり、池の小さな入り江に入ってしまって姿を消しました。
橋を渡って入り江の方にまわって写したオシドリです。
橋の上にもと戻ってみるとトモエガモと共にオシドリも姿を見せました。
雄と雌の2羽が橋に近づいて来ました。水面の色や水面の波の模様が変化して面白い写真となりました。
トモエガモは時々、オシドリと混ざって泳いでもいましたが、トモエガモだけで泳いでいる時のほうが目立ちました。
池に架かった橋の上から撮影していたのですが、どんどん近づいて来て、真上近くからの撮影になりました。



                                      
令和2年12月23日撮影  近くの大きなため池にて
ミコアイサ
 少し遠い水田地帯にタゲリを撮りに行ったのですが、タゲリを見ることができませんでした。そこで、何とか野鳥撮影したいと近くの大きなため池によりました。2日前と同じくミコアイサとカンムリカイツブリがいました。カンムリカイツブリは残念ながら近づいてくれずまともな写真は撮れませんでしたが、何とかミコアイサは撮影しました。
池に到着した時はミコアイサの群れは対岸の岸近くにいて、遠かったです。そこで池の周遊道路を歩いて対岸に回りました。
対岸に回った時、ミコアイサの群れは飛び立ちました。
 ミコアイサは近くの池に飛んでいったと思って、遠くにいるカンムリカイツブリを撮ろうとしていた時、ふと、池の中央を見るとミコアイサが戻って来ていました。
しばらくすると、ミコアイサの群れはまた飛び立ちました。
ミコアイサの群れは飛び立った後、池の周りを飛んでまた池に戻ってきました。
この後、池を半周して池の南側に戻りました。やや近くからミコアイサの群れを撮影できました。



        
令和2年12月22日撮影  近くの大きな公園にて
ニシオジロビタキ・カワセミ
この日もニシオジロビタキは「チッチッチッチッ」鳴きながらあちこちの木々に移動して楽しませてくれました。
睡蓮の池にカワセミがいました。シャッターを切るとすぐに飛んで行ってしまいました。



                            
令和2年12月21日撮影  古民家のある公園と近くの大きなため池にて
イカル・ジョウビタキ・ミコアイサ・カンムリカイツブリ
古民家のある公園に入るとイカルの地鳴きが聞こえました。木々の下にたくさんのイカルがいて木の実を食べていました。
ジョウビタキの地声が近くで聞こえました、ふり返ると目の前にジョウビタキ♂がいました。
ジョウビタキの雌もいました。
公園からの帰りに近くの大きなため池に寄りました。いつもはここから少し離れた池にいたミコアイサの群れがいました。
カンムリカイツブリもまだいます。



        
令和2年12月18日撮影  近くのため池にて
ミコアイサ
 カンムリカイツブリを撮影する前、16日11羽のミコアイサがいた近くのため池に寄りました。17日はいなかったのですが、この日は16日と同じ群れと思われるミコアイサがいました。雄の若鳥は茶色の羽がかなり抜けて成鳥に近づいています。



                  
令和2年12月17日撮影  山の上の桜園と近くの山の斜面にて
チョウゲンボウ・コゲラ
 山の上の桜園にはこの2週間、7回ほど行ったのですが、ウソの群れを一回見ただけで、ねらいのルリビタキもミヤマホオジロも全く見ませんでした。ウソも枝かぶりのピンぼけ写真しか撮れませんでした。この日も期待して行ったのですが、コゲラしか撮影できませんでした。ただ、コゲラ♂の眉紋の後ろの赤い部分を写すことができました。
 山の上の桜園の帰りにチョウゲンボウやノスリがよくみかける山の斜面へ行きました。運よく、電信柱の上にとまっているチョウゲンボウをみかけました。
 チョウゲンボウは10分ほど電信柱の上で周りを見回しながら動きませんでした。飛び立つところを撮ろうとして待っていたのですが、よそ見をしているうちに飛び立ち近くの藪の中に入ってしまいました。



             
令和2年12月18日撮影  近くの大きなため池にて
ハジロカイツブリ・カンムリカイツブリ
 17日、前日に引き続いてトモエガモやミコアイサを撮影しようと近くのため池に行ったのですが、大きなため池にはトモエガモやハジロカイツブリは見られず、カルガモとカワウ・オオバンしかいませんでした。そこで、17日は15日撮影のイカルなどをアップしました。18日は17日のリベンジです。
 18日、今日こそはと大きなため池に行ったのですが、目立ったのはカルガモとカワウです。カルガモの多くいる池の西側に回ってみると、目の前のカルガモの群れの中にハジロカイツブリがいました。
ハジロカイツブリの目は明るいところでは赤い虹彩が光って黒い水晶体が見えないのですが、日陰に入ると水晶体がわかります。
 池の中央の遠い場所に白い鳥がいました、ミコアイサと思ってカメラを向けてみるとカンムリカイツブリです。池の南側に回ると、近づいて来てくれました。
カンムリ部分の頭上の羽が童子の双髻のようで面白いです。
岸辺の林が水面に写った、岸辺近くまで来てくれて、迫力のある写真が撮れました。



                                                               
令和2年12月16日  近くのため池にて
トモエガモ・ハジロカイツブリ・ミコアイサなど
 ミコアイサがいないかと近くの大きな行きました。ミコアイサは雄と雌タイプの2羽がいましたが池の中央の遠い場所にいて、遠くて撮影できませんでした。その後、池の周りを歩いてハジロカイツブリを見つけました。マガモの群れの中にいるハジロカイツブリを撮影していると、ミコアイサがハジロカイツブリに近づいて来ました。
しばらく、ミコアイサとハジロカイツブリは一緒に泳いでいました。
 ミコアイサとハジロカイツブリを撮影しいると、少し小型のカモが数羽飛んできました。コガモかなと思って、モニターを覗いて見るとトモエガモでした。
トモエガモは10羽ほどいて、ミコアイサやハジロかカイツブリと一緒に泳いでいました。
ミコアイサはこの後、飛び去っていきました。
ミコアイサが飛んでいった後、ハジロカイツブリはトモエガモとマガモの群れの中にしばらくいました。
この後、トモエガモとハジロカイツブリの群れは池の真ん中付近にいってしまい、撮影できませんでした。
しばらく待っていると、トモエガモの群れだけが戻ってきて、近くまできました。
 トモエガモが入った大きなため池の近くのため池には11羽のミコアイサがいました。毎年、ミコアイサが来るので大きなため池に行く時は必ず寄っているのですが、なかなか今年はミコアイサに会えませんでした。雄が5羽、雌タイプが6羽です。
 左端の雄はまだ茶色い羽がまだ一部残っています。その前を泳ぐ雌タイプは雄の若鳥でだいぶ茶色の羽がぬけて白い部分が目立ち始めています。
潜った後など、時々、羽ばたきます。
キンクロハジロの雌が1羽混ざっています。



                            
令和2年12月15日  近くの大きな公園にて
ニシオジロビタキ・ルリビタキ♀・ジョウビタキ♀・イカル
 8日にニシオジロビタキを撮影した近くの大きな公園に行きました。今日もニシオジロビタキは「チッチッチッチッ」と鳴きながら移動して、様々な場所にとまって楽しませてくれました。
風が強く、オジロビタキは風よけか、木の根元の風の当たらない場所にしばらくいました。
初めは2羽のオジロビタキが絡むように飛んでいると思ったのですが、1羽はルリビタキ♀でした。
ジョウビタキ♀も飛んできました。
 この日はニシオジロビタキ以外にイカルを撮影しました。「キー コー キー」と、よく通る鳥の鳴き声が木の上から聞こえてきました。見上げてみると1羽のイカルです。この冬、初めてのイカルです。
しばらくすると3羽のいかるが飛んできて合わせて4羽になりました。
8日にこの公園に来た時、ルリビタキ♀を見たポイントに行ってみると目の前にルリビタキ♀がいました。



                            
令和2年12月13日  近くの大きなため池にて
ミコアイサ
近くの大きなため池に行きました。ミコアイサがいました。2日以来のミコアイサです。雄1羽と雌タイプ3羽いました。
左の雌タイプは雄の若鳥と思われます。
潜った後、時々羽ばたきます。
急に低空飛行で飛び立ち、池の中央から岸の近くまで移動しました。
この2羽は雌と思われます。



        
令和2年12月12日  県境近くの山の中にて
ルリビタキ・ヤマガラ
 県境近くの山の中のルリビタキの撮影ポイントに行きました。ここのルリビタキは手強く近くの公園のルリビタキのように近づいてはくれません。今日も高い木の上やプッシュや林の中を鳴きながら移動しています。何とか高い木の枝のルリビタキを撮りした。
昨年ルリビタキ雄をよく撮影したポイントのルリビタキですが、今年は高い木の枝にしかとまってくれません。
このハゼノキに毎年、ルリビタキがやってきます。昨シーズンは雄でしたが今年は雌です。
ルリビタキを狙って別のハゼノキで待っていると、ヤマガラがハゼノキの実を食べに来ました。



   
令和2年12月10日撮影  古民家のある公園にて
カワセミ・ルリビタキ♀?
久しぶりに古民家のある公園に行きました。よくカワセミを見る小さな池にカワセミがいました。
何回か水面池に飛び込みましたが、水面に飛び込んだ場面は撮影できませんでした。
川エビを捕まえて、別の枝にとまりました。
川エビを飲み込む瞬間です。
 毎年、ルリビタキを見られる場所に今年もルリビタキがいました。地鳴きが聞こえた木に近づくと目の前にいました。日陰にいたので露出補正してモニターを覗くと青みかがっていたので、雄と思って撮影しました。
後ろ向きから横に向くと、青い色は消えて褐色に見えました。雄の若鳥か雌です。
少し広げた羽は青色が目立ちます。この後、飛び立ちました。
その後、3分ほどすると、隣の木に雌タイプのルリビタキが現れました。
逆光で撮った先ほどのルリビタキと同じ個体と思われますが、印象は少し違います。



                                                     
令和2年12月9日撮影  近くの公園と大きなため池にて
ルリビタキ
 ルリビタキとクロジのいる近くの公園に行きました。クロジはちらっと姿を見せただけで撮影できませんでした。ルリビタキはフレンドリーで決まった木の枝や木の幹にとまってくれました。
この枝はルリビタキは気に入っているようで、よくとまります。
近くの木の幹にアクロバットのような体勢でとまりました。
誰かがルリビタキがとまるよう置いた枯れ枝にとまりました。ルリビタキはこの枯れ枝にいつもとまります。
7日もとまった木の幹にとまりました。
この後、どこかへ飛んで行ってしまいました。
20分ほど待っていると、ルリビタキの地鳴きが聞こえました。5mほど離れた木にとまっているルリビタキを見つけました。
5分ほど同じ枝でじっとしていたルリビタキは突然枝を離れて、今日、最初にルリビタキを撮った小さな枝の先にとまりました。
その後、再び木の幹にアクロバットのような体勢でとまりました。
ハジロカイツブリ
 ミコアイサやカワセミ・カンムリカイツブリを期待して、大きなため池に行きました。しかし、ミコアイサは見られませんでした。カワセミは岸近くの川面を飛んでいたのですが、とまってくれず撮影できませんでした。ハジロカイツブリだけは今日も姿を見せてくれました。
 池の中央には何羽かのカモがいますが、カルガモとホシハジロです。望遠で覗いて見るとカルガモの近くにハジロカイツブリがいました。
池の真ん中付近はちょうど山影が写って水面が茶色になっています。
少し移動して池の西側の岸で待っていると、ハジロカイツブリが近づいて来ました。水面は空が映って青色です。
 ハジロカイツブリは浮き上がってしばらく泳ぎ、また潜るという動作を繰り返しながら、長い間岸の近くにいたので、たっぷりと撮影することができました。



                       
令和2年12月8日  近くの大きな公園にて
ニシオジロビタキ
 ニシオジロビタキが来ていることを知って近くの大きな公園に行きました。昨シーズンもこの公園にニシオジロビタキが3ヶ月ほどいて楽しませてくれました。その時はフレンドリーで撮りやすかったので、期待して来てみたのですが、高い木の上を鳴き声もなく移動して、なかなか撮影できませんでした。
 行った時は6人ほどの人がカメラを向けていたのですが、みんな悪戦苦闘していました。何とか撮ったのが上の2枚の画像です。この後、カメラを構えていた他の人たちは撮れて満足したのか、移動していきました。
 一人でしばらく待っているとニシオジロビタキは「チッチッチッチッ」鳴きながら移動して低い枝まで下りてきました。おかげて目の前で撮影できました。バックの紅葉がきれいでした。
様々なポーズをとって楽しませてくれました。



                                 
令和2年12月7日  近くの公園にて
ルリビタキ・クロジ・アオジ・シロハラ
 2日にルリビタキを撮影した近くの公園に行きました。2日に撮ったルリビタキの画像はSDカードのエラーですべて消えてしまいました。今日はリベンジです。
ルリビタキは2日の時より愛想が良く良い写真が撮れました。
クロジもいました。雄と思って撮ったのですが、頭央線があります。雌かも?。図鑑で見ると第1回夏羽の雄に似ています。
腰の部分が茶色なのでクロジの雌と思うのですが、アオジかも?
こちらはアオジの雄?
クロジやアオジを撮っていると、少し大きな鳥が下りてきました。シロハラですこの冬初めての撮影です。



                                      
令和2年12月5日撮影  近くの山の斜面にて
チョウゲンボウ
ノスリがよくとまっていたコンクリートの柱の上に、チョウゲンボウがいました。
チョウゲンボウはコンクリート柱の上から周りを見回していましたが、しばらくすると飛び立とうと構えました。
やがて飛び立ちました。
しばらく、鳴きながら上空を旋回していました。
2時間後、再び来てみると、チョウゲンボウは同じコンクリート柱の上にいました。
しばらくすると、低空で飛び出し、他のコンクリート柱やワイヤー線などにとまりました。
3本のコンクリート柱とワイヤー線にとまった後、どこか遠くへ飛んで行ってしまいました。



        
令和2年12月4日  県境近くの山の中と近くの大きなため池にて
ルリビタキ・ハジロカイツブリ
昨シーズン、よくルリビタキを撮影した県境近くの山の中の撮影ポイントに今年もルリビタキが来ています。
昨年ルリビタキ雄をよく撮影したポイントのルリビタキですが、今年は高い木の枝にしかとまってくれません。
逆光で、初めは雌か雄かわかりませんでした。
このハゼノキに毎年、ルリビタキがやってきます。昨シーズンと同じく雌です。
 午後は、2日に6羽のミコアイサがいた、大きなため池に行きました。しかし、ミコアイサは見られませんでした。あきらめて帰ろうと思ってもう一度、池の中央にいたカイツブリと思っていた鳥を望遠で覗いて見るとハジロカイツブリでした。遠くて赤い目もボケ気味です。



        
令和2年12月2・3日  近くの大きなため池とその付近にて
キセキレイ・ジョウビタキ・ミコアイサ
 今日は、昨日、6羽のミコアイサがいた、大きなため池に行きました。しかし、ミコアイサは見られませんでした。ヨシガモやミコアイサはここ数年は数多く見られるのですが、少数はやってくるのですが、シーズンの初めのためか、すぐにどこかへ飛んでいって定着しません。結局、このため池で撮影したのはキセキレイだけでした。
ため池の近くの集落の屋根にとまっていたキセキレイです。
大きなため池の近くの畑で撮ったジョウビタキです。
 昨日撮ったミコアイサの画像はSDカードのエラーによってすべて消えてしまったと思っていたのですが、1画像だけコンピュータに残っていました。
雄が羽ばたく所をトリミングしました。雄は1羽で後の5羽は雌タイプでした。



令和2年12月2日  京都の観音石仏
 今日は近くのため池でミコアイサ・近くの公園でルリビタキを撮影したのですが、いざコンピューターで編集しょうとした時、SDカードが壊れてしまいすべて画像が消えてしまいました。そこで今日は石仏です。
 
観音石仏50選(7) 安楽寿院阿弥陀三尊観音菩薩像
京都市東山区茶屋町527 京都国立博物館 「平安後期」
 安楽寿院は鳥羽上皇により、阿弥陀三尊を祀るために、保延3年(1137)、鳥羽離宮の東殿に、建てられた御堂を起源とする寺院である。中世以降衰え、現在は江戸時代の大師堂や書院などが残のみで、本尊の阿弥陀如来などに当時の面影をとどめる。

 三尊石仏は江戸時代に、安楽寿院の西の聖菩提院跡から掘り出されたものである。凝灰岩の高さ1mあまり、幅1.1m〜1.2m、厚さ0.4mの方形の切石に釈迦三尊と薬師三尊と阿弥陀三尊を厚肉彫りしたものである。釈迦三尊・薬師三尊の2基は参道ぞいに仮堂に安置されている。軟質の凝灰岩のためこの2基は痛みがひどい。

 阿弥陀三尊は、京都国立博物館の西の庭に安置されている。この像は3基の三尊像のなかで最も保存状態がよく、豊満な顔、丸みのある体躯など、平安時代後期の様式がよく残る。向かって右の脇侍の蓮台をささげた観音は顔は体躯と比べると大きく丸顔で、目鼻が摩滅しているためか、幼い子供のように見える。


観音石仏50選(8) 宇治橋観音石仏
京都府宇治市宇治乙方  「鎌倉時代」
 宇治川にかかる宇治橋のたもと、京阪宇治駅の東詰にまつられている観音石仏である。花崗岩製で、別石の蓮華座の上に、二重光背を負った高さ115pの聖観音を厚肉彫りしたものである。宝冠をつけ、左手に蓮華を持って結跏趺坐している。かなり摩滅が進んでいるがやさしい顔の表情はまだ残っている。

 京阪宇治駅が改築され、駅周辺も大きく変わり、この観音石仏の周辺は喫茶店や雑貨店となっている。


観音石仏50選(9)   藪の中三尊磨崖仏十一面観音
京都府木津川市加茂町東小 「弘長2年(1262)」
 東小高庭の集落の南、府道を隔てた樹林の中に「藪の中地蔵」または「やぶの地蔵」と呼ばれる磨崖仏がある。露出する二つの岩面にそれぞれ船型の彫り窪みをつくり、向かって左から阿弥陀・地蔵・十観音の各像を厚肉彫りしたものである。中尊の地蔵菩薩は像高153pで、右手に錫杖、左手に宝珠を持つ引き締まったおおらかな面相の重厚感のある秀作である。観音は左手で水瓶、右手で地蔵のように錫杖を持つ像高113pの長谷寺式十一面観音で、穏やかで優しい顔の像である。

 「弘長二年」の紀年銘や願主とともに「大工橘安繩 小工平貞末」と石工名の刻銘があり、尾の在銘石仏としては東小会所阿弥陀石仏とともにもっとも古い。


観音石仏50選(14) さんたい阿弥陀三尊磨崖仏(笑い仏)観音像
京都府木津川市加茂町岩船 「永仁7年(1299) 鎌倉後期」
 大門仏谷磨崖仏とともに、当尾の里を代表する石仏である。岩船寺から西南500mの山裾に露出する大きな花崗岩の岩に、 舟形に彫りくぼめをつくり、 蓮座に座した定印の阿弥陀像と蓮台を捧げる観音像と、合掌する勢至菩薩像を半肉彫りにしている。蓮華座と結跏趺坐する下半身は薄肉彫りである。

 「永仁七年(1299)二月十五日、願主岩船寺住僧‥‥‥大工末行」と3行にわたる刻銘があり、宋から渡来した石大工伊派の一人、伊末行の作とわかる。花崗岩の岩肌を生かして柔らかい丸みのある表現になっていて、 「笑い仏」 という愛称もつけられている。


観音石仏50選(32)   広沢池千手観音石仏
京都市右京区嵯峨釣殿町28  「寛永18(1641) 江戸初期」
 観月の名所と知られていた広沢池は嵯峨野らしい風情を今も残し、観光客も少なくのどかな景観を見せている。その池中の観音島に江戸時代の千手観音石仏が静かに立っている。

 明治以降音羽山から移されたもので像高160pの丸彫りの頭上に十一面千手観音で、背面の銘から、蓮花寺五智如来石仏と同じく寛永18(1641)に樋口平太夫が願主となって坦称上人によって造立されたことがわかる。

 この石仏と同じ背面銘の石仏が平等寺・本圀寺で2体ずつ見つかっていて、蓮花寺五智如来石仏とともにこれらの5体の石仏が音羽山にあったことがうかがえる。


11月 1月