椣原墓地十三仏板碑         天文22(1553)年
・奈良県生駒郡平群町椣原     北緯34度38分33秒、東経135度42分20秒             
アクセス ・ 近鉄生駒線「元山上口」駅より東へ徒歩7分。

・ 自動車 第2阪奈道路「壱分」ランプを降りて国道168号線(平群バイパス)を南へ3.6q、焼肉店の交差点を右折。西へ320m。
  
・ 元山上口駅の東の山手にかんぽの宿「大和平群」があり、その北に椣原墓ある。この墓地に天理の大念寺十三仏板碑につぐ県では2番目の大きさの優れた十三仏板碑がある。入江泰吉が撮った夕日に映えるこの十三仏板碑の写真がすばらしく印象的である。

 高さ173p、下幅65pの船型の板碑で蓮華座にのる像容13諸仏を半肉彫りであらわしたもので、天蓋の下面に虚空蔵菩薩をその下に三列四段で他の像を配置する。各像の右には尊名が刻まれている。板碑の右には天文22(1553)年の紀年銘、左には「為造新三郎逆修道阿弥妙泉乃至法界普利」の刻銘がある。