鳴川十三仏板碑 天文22(1553)年 | ||
・奈良県生駒郡平群町鳴川 北緯34度39分18秒、東経135度41分8秒 | ||
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・ 「元山上」と呼ばれ、修験道の行場として知られる千光寺のある集落が鳴川である。「元山上」は「元の山上ヶ岳」という意味で役行者が大峰山を修験の場とする前にこの地で修行したからだという。その鳴川の村の中程の辻堂にゆるぎ地蔵と呼ばれる鎌倉時代の地蔵菩薩と並んで十三仏板碑が安置されている。 高さ151p、下幅50pの船型の板碑で蓮華座にのる像容13諸仏を半肉彫りであらわしたもので、天蓋の下面に虚空蔵菩薩をその下に三列四段で他の像を配置する。天文20(1551)年の紀年銘がある。辻堂の横を谷の方へ下ると、清滝八尺地蔵磨崖仏や五尊磨崖仏など鎌倉から室町にかけて彫られた磨崖仏群がある。 |
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